はじめに
以前はAzure上にPalworldのサーバーを構築していました。
しかし、サーバーを利用するたびにAzureのサーバーを起動する必要があり、コストも徐々に気になるように。
また、自宅のPCをサーバーとして使用していた時期もありましたが、PCを起動していないとPalworldをプレイできないという不便さがありました。
そこで、Palworld専用のサーバーを常時起動しておける環境を作ることにしました。
専用サーバーとして使用するPCには、消費電力や設置スペースを考慮してミニPCを選択しました。
購入したミニPC
TRIGKEY Green G4

スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | TRIGKEY |
| 製品 | Green G4 |
| CPU | Intel N100 |
| CPUコア数 | 4コア |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | SSD 512GB |
| 購入時OS | Windows |
| 使用OS | Ubuntu |
なぜこのミニPCを選んだのか
N100 / 16GB / SSD 512GBという構成で、Palworld専用サーバーとして試すには十分だと考えました。また、手頃な価格だったこともあり、このミニPCを選択しました。
Ubuntuのインストール
購入したミニPCにはWindowsがインストールされていましたが、今回はPalworld専用サーバーとして使用するため、OSをUbuntuに変更しました。
サーバー用途ではGUIを使用する必要がないため、CLIで操作できるLinuxのほうが扱いやすいと考えました。
また、Linuxサーバーの構築やSSHによるリモート操作を実際に経験できるため、サーバーの勉強にもなります。
Ubuntuのインストールには、普段使用しているPCとUSBメモリ、Rufusを使用しました。
UbuntuのISOイメージを用意
まず、Ubuntuの公式サイトからISOイメージをダウンロードします。
今回はubuntu-24.04.3-live-server-amd64.isoを使用しました。
USBメモリを用意
ダウンロードしたUbuntuのISOイメージをミニPCにインストールするため、8GBのUSBメモリを用意します。
このUSBメモリを起動用USBとして使用します。
なお、起動用USBを作成するとUSBメモリ内のデータが消えるので注意
RufusでUbuntuのISOイメージを書き込む
UbuntuのISOイメージをそのままUSBメモリにコピーするだけでは、Ubuntuのインストール用USBとして起動できません。
そこで、Rufusを使用してISOイメージから起動用USBを作成します。
Rufusを起動し、UbuntuのISOイメージと書き込み先のUSBメモリを指定して、USBメモリに書き込みます。

ミニPCをUSBメモリから起動
起動用USBを作成したら、USBメモリをミニPCに接続して電源を入れます。
電源投入後、Boot Menuを表示してUSBメモリを起動デバイスとして選択します。
Boot Menuを表示するためのキーはPCの機種によって異なるため、必要に応じてメーカーのマニュアルなどを確認します。
Ubuntuをインストール
Ubuntuのインストーラーが起動したら、画面の指示に従ってインストールを進めます。
インストールが完了したらミニPCを再起動し、Ubuntuが正常に起動することを確認します。
セットアップ
DHCPでIPアドレスを取得
Ubuntuのインストールが完了したので、次にネットワークを設定します。
今回は自宅のLAN内でサーバーを運用するため、まずはDHCPでIPアドレスを取得する設定にしました。
UbuntuではNetplanを使用してネットワーク設定を行います。
設定ファイルを作成します。
sudo nano /etc/netplan/01-network.yaml
以下のように設定しました。
network:
version: 2
ethernets:
enp2s0:
dhcp4: true
設定後、Netplanを適用してIPアドレスを取得します。
sudo netplan apply
SSHサーバーのインストール
続いて、Windows PCからリモート操作できるようにSSHサーバーをインストールします。
sudo apt update
sudo apt install openssh-server
sudo systemctl enable --now ssh
起動確認
sudo systemctl status ssh
Active: active (running) と表示されていれば、SSHサーバーは正常に起動しています。
Tera TermでミニPCにSSH接続
SSHサーバーの設定が完了したので、普段使用しているWindows PCからTera Termを使ってミニPCへ接続します。
これで、ミニPCにモニターやキーボードを接続しなくても、Windows PCからサーバーを操作できるようになりました。

IPアドレスを固定
サーバーとして運用する場合、IPアドレスが変わるとSSH接続やサーバーへの接続設定に影響する可能性があります。
そこで、ミニPCのIPアドレスを固定して運用することにしました。
先ほど作成したNetplanの設定ファイルを変更します。
sudo nano /etc/netplan/01-network.yaml
DHCPの設定を固定IPの設定に変更します。
network:
version: 2
ethernets:
enp2s0:
addresses:
- X.X.X.X/X
routes:
- to: default
via: X.X.X.X
nameservers:
addresses:
- 8.8.8.8
設定を反映します。
sudo netplan apply
設定後、固定IPが設定されていることを確認します。
ip addr
ip route
これで、ミニPCのIPアドレスを固定できました。
時刻設定
ミニPCのセットアップ後、システムの時刻が日本時間から9時間ずれていることに気づきました。
確認すると、タイムゾーンがUTCになっていたため、日本時間に変更します。
日本時間に変更:
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
現在時刻を確認。
date
日本時間が表示されれば設定完了です。
まとめ
今回は、Palworld専用サーバーとして使用するTRIGKEY Green G4にUbuntu をインストールしました。
Ubuntu のインストール後、
- ネットワークをDHCPで設定
- SSHサーバーをインストール
- Tera TermからSSH接続
- サーバーのIPアドレスを固定
- タイムゾーンを日本時間に変更
までの初期セットアップを行いました。
これで、Palworldサーバーを構築するためのベース環境が整いました。
次回は、このミニPCにDockerを使用してPalworld Dedicated Serverを構築していきます。


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